松本零士氏の訃報に思う「ヤマト騒動」の事

 

今から20年前、
当時婚約中にもかかわらず、 
パチンコにハマってしまい 
婚約破棄寸前までいった馬鹿な男がいました。

 みなさんどうも。ankimoです。
先週の大きなニュースの一つに 
漫画家「松本零士」氏の訃報がありました。
 朝の情報番組でこの話題が 
取り上げられていましたが、
 松本氏の代表作については
「銀河鉄道999」しか 
触れられていませんでした。 
 松本零士といえば「宇宙戦艦ヤマト」
 と思う人も多いと思います。 

 実はその件が最初にお話した 
私がパチンコにハマっていた20年前と
リンクしてるのです。



パチンコなんて興味ないという方にも 
松本零士氏について詳しくない人も 
宇宙戦艦ヤマトの顛末について
知って頂ければと思います。 



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 今から20年ほど前 パチンコ店では

「CRフィーバー大ヤマト2」 

という台が人気を博していました。

   
(F大ヤマト2  P-WORLDより引用) 

 松本零士作品初のパチンココラボで 
誰がどうみても「宇宙戦艦ヤマト」な設定と
内容で 大当たり中には
「ささきいさお」が歌う 
「宇宙戦艦ヤマト」が流れるという
台でしたが、 
 私を含めた多くの頭イカれたパチンカス達
大ヤマトという謎のタイトルの事などは 

「こまけぇこたぁいいんだよ」

の精神で この大ヤマトを
宇宙戦艦ヤマトの続編として
 なんの疑問もなく受け入れていました。 

 演出のアニメーションも良く、 
パチンコ専用にしては 
凝ってるなーという印象でしたが、 
他のパチンカスよりちょっとだけ頭のいい僕は 
その辺がどうしても気になり 
インターネットを駆使して
大ヤマトのことについて 調べました。
すると、 この大ヤマト、じつ

「宇宙戦艦ヤマト」の 続編

として作られたアニメだったのです。





この事実を同じ職場のパチンカス先輩に
伝えると 
  「はあ?何言っとんの?   
  元々ヤマト2って書いてあるがぁw」 

と、パチンカスらしい身もふたもない返事が 
帰ってきました。 

 ようするに「宇宙戦艦ヤマト」の 商標が
使えなくなった松本零士氏が 
客をミスリードさせるような手法で公開に出た 
というわけです。 

 この「宇宙戦艦ヤマト」著作権問題は 
裁判にまで発展し最終的に和解となりましたが、 

松本零士氏に宇宙戦艦ヤマトの著作権は 
認められませんでした 

安彦良和氏と「ガンダム」 
貞本義行氏と「エヴァンゲリオン」
 天野喜孝氏と「ファイナルファンタジー」 
鳥山明氏と「ドラゴンクエスト」 

などと例えるとわかりやすいかもしれませんね。
 ただ、上記の例よりも松本氏が
作品に関わっていた 仕事量は多かった
のかもしれません。
 (実際、他のスタッフやファンの間では 
松本氏を擁護する意見が散在しています)

 しかし、裁判を経て判決が出た事は事実。 
 ですから今回の訃報に関して
 松本零士氏の代表作として「宇宙戦艦ヤマト」を 
並べているメディアは間違っていると言えます。 
 
和解とは聞こえがいいですが、  
禍根を残す形になってしまった事は否めません。

 初めからテレビ放映と劇場版を予定して 
「宇宙戦艦ヤマト」の続編として 
多額の資金を投じて作られたこの作品 
 非常にクオリティの高いアニメーション 
細部まで凝った設定とメカデザイン 
そして豪華すぎる声優陣 
 これが著作権の問題で放映できなくなり 
苦し紛れにタイトルが変更され 
パチンコ業界に身売りされました。 結果、 


とんでもないクオリティの 
パチンコ台が爆誕したわけです。 


 そんな経緯を経て誕生した
 「フィーバー大ヤマト2」は
 全国のホールで導入されてない所はない
くらい 大人気となりました。

 ハイクオリティなアニメのタイアップで 
実績が出たことにより、 
メーカーが続々と
アニメタイアップのパチンコ台を 
リリースしていく流れが出来たわけです。

 「フィーバー大ヤマト2」を作ったSANKYOは 
この数年後に「エヴァンゲリオン」とのタイアップを
はたし、この流れを決定づけることとなりました。

 その後、パチンコ業界は法的な締め付けにより 
苦境に立たされますが、
この時に出来た 数々のアニメタイアップの台は
今までホールに 来なかった
所謂「アニオタ」達を 呼び寄せることとなります。 

従来のパチンコ客と価値観が異なる彼らは
演出を見たり、大当たりの曲を聞いたりするために
ホールに金を落とし、
冬となった業界に とっての救世主となりました。

この流れが現在のパチンコ台の主流 
台ギリギリまで広がった液晶画面 
数が多く複雑で長い演出 
台からはみ出んばかりの役物(台についている装置) 
を生み出しました。

 私達昔のパチンカスからすると
時間効率が悪すぎて 話にならないほどの台ですが、
パチンコは遊戯であるという建前からすると、 
正しいあり方であり、正しい楽しみ方と言えます。
アニオタの取り込みに成功したパチンコ業界は、 
なんとか生き延びることが出来たわけです。
この松本零士氏のヤマト裁判がなければ 。
今のパチンコ業界は 
無くなっていたかも知れませんね。 

 そんな大人気となった「フィーバー大ヤマト」も 
タイトルを変えたくらいで著作権が通るわけがなく
著作権の所持者から裁判を起こされて、
SANKYOは2億円あまりを支払うこととなります

 それ以降、
「大ヤマト」という名前は
パチンコ業界から消える事となりました。 

 肝心のアニメの方もこれだけ揉めると
放送は難しく、
松本零士氏の同人作品のような 扱いと
規模でDVDが販売されます。 

全10巻予定の3巻まで発売されたところで 
制作会社が倒産。 
その後別会社が制作されていた
5巻までをまとめて DVDBOXとして販売。 

 ↓コレです。
 


 その後レンタルなども始まりますが、 
ほとんど誰にも知られないまま
消え去ってしまいました。 
 そして本家の「宇宙戦艦ヤマト」は 
どうなったかといと、 2010年代に 

松本零士氏をハブにする形で 
シリーズ全てがリメイクされました。

 

 ちなみに松本零士氏とヤマトの著作権を争った 
西崎義展氏はリメイクが始まる前に 
事故で亡くなっています。

にも関わらず、松本零士氏がハブられたのは 
氏の起こしたヤマト騒動の
傷の深さを物語っています。 

リメイク後の続編制作も発表されていますが、 
リリースに至ってないようです。
(最近続編のリリースが発表されました)  

かの名作「宇宙戦艦ヤマト」は 

著作権がなくヤマトと名乗れない 
松本零士版分家 

 と

松本零士を使えなくなり 
全く別物みたいになった本家 

 に分かれ、 分家は消滅。 
本家はファンの信任を得られないま低迷 
という状態なのです。 

 この分裂がなかったら、 
宇宙戦艦ヤマトは2000年から2010年代にかけて 
リバイバルしていたに違いないでしょう。
  非常に残念な事です。 

 今回の松本零士氏の訃報に 
そんなことを思い出してしまいました。 

 松本零士氏の実績は疑う余地もない 
素晴らしいものです。 
 ご冥福をお祈りするとともに、 
松本零士作品がこれからもみなさんに 
愛されつづける事をせつにねがいます。


コメント

  1. 私も『CRF大ヤマト2』をよく打っていた者の一人です。
    ヤマトの主題歌とのミスマッチが気にはなっていましたが、一番完成された楽曲なのでこれを聴きたいがために打っていたようなものでした。f(^_^;
    で、この『大ヤマト零号』ですが『宇宙戦艦ヤマト』の系譜とは異なりますし、『新宇宙戦艦ヤマト』の系譜とも異なります。
    『宇宙戦艦ヤマト』の続編というなら、コミックGOTTA(休刊)に連載された未完の大作『新宇宙戦艦ヤマト』がそれに該当します。
    古代や島、沖田、雪たちの子孫が出てきますから(大ヤマト零号にはそのようなキャラは一切出てこない)。
    連載が続いていれば、あるいは大ヤマト零号に繋がったのかもですが、今となっては『遠く時の環の接する所』へ消えてしまいましたね。(T_T)

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