【ネタバレあり】映画「THE FIRST SLAM DUNK 」を観てきた話その2

 アバター続編、

日本以外の全世界で公開初日に1位達成
という驚くべきニュースが入ってきましたw

アバターといえば歴代興行収入1位の超タイトルです。そんな勝利を約束された続編を見事にブロックしたのは、

1位のTHE FIRST SLAM DUNK』(公開3週目)と、2位のすずめの戸締まり』(公開6週目)でした。

世界中で1位獲るような超絶タイトルをアニメが頭から押さえるとか、胸が熱くなりますね。


今回は前回に引き続き『THE FIRST SLAM DUNK』の感想と考察をネタバレありで話していきたいと思います。












以下ネタバレあります。










ankimo家の家族構成が劇中の宮城家とほぼ同じで、
1番下の子は小学生でミニバスチームに所属しているため、

今回の映画は刺さりまくりでした😂

刺さりまくっただけに序盤の

父の遺影→兄フラグ立って死亡


のコンボはつらすぎでした。
どんだけ不幸が重なるねん…😭

短期間に夫と子供を失った母…

亡くした長男を忘れようとしますが、
リョータのバスケを通じて否応なく思い出してしまう苦悩

長男の遺品を捨て、写真すら飾らず、
リョータのバスケには無関心を貫く事でなんとか前に進もうとしました。

兄を目指し、
代わりになろうとしていたリョータは
そんな母親の態度に、

「兄じゃなく自分が死ねば良かった」

と自己肯定感の低い状態になっていき、
学校でトラブルを起こすようになってしまいます。

妹はそんな二人の間に立ち、あえて兄の死には触れずに気丈に振る舞います。

そんな宮城家が再び動き出すきっかけになったのはインターハイが近づいたリョータ17歳の誕生日に妹が放った一言でした。

「写真くらい飾ろう、じゃないと顔を忘れちゃう」

妹のこの台詞が

悲しみを癒やすのに十分な時が経った事と、
このままの状態は家族として良くないという事を

リョータと母に気づかせたんだと思います。


インターハイ出発の前日リョータは、
母親へ手紙を書きます。

書き出しは母上…おそらく今まで手紙なんて真剣に書いた事が無いのでしょう。

あの日、兄ではなく自分が死ねばよかったと書こうとして消し、

バスケを続けさせてくれた事への感謝と
バスケを続けた事で苦しませてしまった事への謝罪を綴りました。

リョータが出発した後、手紙を読んだ母は自分が今まで取ってきた態度が息子を傷つけていたことをさとります。

自分が長男を忘れようと取った行動は全て
リョータから目を背ける行為だったのだと。


このリョータが手紙書く
それを読んで母が間違いに気がつく

という流れは
先の妹の台詞が無かったらあり得なかったでしょう。

母はすぐさまインターハイの会場である広島まで駆けつけます。神奈川から。

到着した時、試合は終盤、

王者山王のゾーンプレスを単騎突破するリョータ最大の見せ場です。

リョータに向かって母が叫びます。

「行けー!リョーターー!!!」と。

しかしその声は奇しくも同じセリフをベンチから叫んだマネージャー「彩子」の声に紛れてしまいます。


彩子が叫ぶこのシーンは原作でも有名ですが、実は同じタイミングで同じセリフを母親が会場の隅から発していたという熱い演出でした。

宮城家のストーリーとスラムダンク本編が
交わったこの瞬間が最大の見どころだと思います。


リョータの勝利を見届けた母は応援に来たことを告げずに会場を後にしました。

その後のインハイの結果は原作どおり。

激闘を終えて帰って来たリョータは家の近くの浜辺で海を見つめる母を見つけます。

「インターハイどうだった?」

そんな母の台詞から始まる家族のシーンには
今までのように影を落とした感じはしません。

母はリョータと向き合いその成長を実感したことで長男の死を受け入れて乗り越える事ができたのでしょう。

長男を奪った海を見つめていた事が全てを表しています。

また、リョータも兄が語っていた夢「打倒山王」を成し遂げ、自身が高校生トップレベルのプレイヤーとなる事で兄へのコンプレックスをはねのけ、自分を取り戻したと思います。

どことなく笑顔で話してる二人に妹のが合流し、
妹がいつも通りリョータとじゃれ合います。

どこから見ても幸せそうな家族に見えます。

数日後、宮城家のダイニングテーブルには
兄「ソータ」の写真が飾られていました。
バスケのユニフォームを着て笑顔で写った写真が…


この映画「THE FIRST SLAM DUNK」は

宮城家が家族の喪失とその後の葛藤から立ち直る話がメインでした。

葛藤の原因となったのは「バスケ」で
再生のきっかけになったのも「バスケ」

この宮城家のストーリーだけで題材がスラムダンクじゃなくても1本映画が成り立つくらいです。

だからスラムダンクをあまり知らない人でも楽しめる作品になっているのだと思います。

この宮城家のストーリーにも実は原作が存在します。スラムダンク本編の連載終了後しばらくしてから掲載された読切「ピアス」です。

話の大筋は一緒ですが、

あの短編の内容をここまで上手に膨らませ、
スラムダンク本編の一番おいしい所に
キレイにはめ込む…流石です井上監督!


この読切「ピアス」は今までどこにも収録されてなかったのですが、この前発売された
「THE FIRST SLAM DUNK re: SOURCE」






に収録されているそうです。

今回の映画の感想や考察は
あくまで個人的な意見ですが、
私一人ではここまでにならなかったでしょう。

母親の複雑な感情は嫁の感想が大きかったですし、

特に妹の心情は一緒に観た娘の感想がなければたどり着けませんでした。

私が「妹、常にクールだったよな、冷たいっていうか…」と感想をもらすと、

娘「お父さんわかってないな〜、兄と母がギクシャクしてるのに自分まで感情あらわにしたらもう家庭崩壊じゃん、私も同じ立場なら極力触れずに気丈に振る舞うわ」

この感想のおかげでもう一度思い返したときに
妹の一言が話の流れを変えるきっかけになっていることに気が付きました。

家族で同じ映画を見て語り合うのも良いものですね。

ちなみに

長男は常に泣いてましたし、

次男はバスケシーンに夢中でしたw

それぞれ自身に重ねるものがあったのでしょう。




お父さんは…

遺影だけの出演でさみしかったです。


次回は全国の父親たちの間で物議をかもし出しているこのお父さん遺影だけ問題も含めてちょっと気がついたこと等をお話しようと思います。


コメント